「手で育てるもち米 ヒメノモチ」――清らかな水と人の手が生んだ、白く美しいお餅
岡山県北、勝央町(しょうおうちょう)。
中国山脈の麓に広がる、朝霧の美しい山里。
その水と空気の澄んだ土地で、除草剤も農薬も化学肥料も使わず、
わたしたちは、もち米「ヒメノモチ」を手で育てています。
「もち米は手がかかる」
そう言われ、今や全国でも作り手が減り続けています。
でも、手をかけた分だけ、答えてくれるお米があります。
ヒメノモチの特徴は、何よりその「白さ」と「コシの強さ」。
炊き上げると、その透明感のある純白さにまず驚かれます。
ついたお餅は、やわらかく、なめらかで、よく伸びる――
そして冷めても固くなりにくい、ほんとうに美しいお餅になるのです。
味わいは、もち米の中でも驚くほどあっさりと上品。
だからこそ、赤飯やおこわなど、
きのこ、栗、小豆といった季節の食材との相性は抜群です。
お米2合半に対し、もち米を半合ほど混ぜて炊くだけで、
毎日のごはんが、ふっくらもっちり、格別の一膳になります。
特に人気なのは「玄米餅」。
精米せずに搗くことで、米の旨みと甘みが際立ち、
噛みしめるほどに、自然の力強さとやさしさが広がります。
もち米は、年に一度しか収穫できない特別なお米。
私たちは、この一粒一粒に、土と水と空と、何より「手間」を込めて届けます。
「悪を搗いて福に変える」――
古くからお餅は、そんな“縁起直し”の願いを込めて食べられてきました。
いまを生きるあなたの食卓に、小さな福が届きますように。
おすすめの食べ方・レシピ
■ もち米100%で「つきたてのお餅」
炊きたてのもち米を杵で搗いてつくる、つきたてのお餅は格別です。
なめらかでやわらかく、よく伸びて、噛むほどに甘みがじんわりと。
あんこ・きなこ・大根おろし……お好きな味でどうぞ。
特に「玄米餅」は、ほんのりと香ばしく、滋味深い美味しさ。
冷めても硬くなりにくく、焼くと表面がパリッと香ばしくなります。
■ お赤飯で「縁起直し」
ヒメノモチの白さは、小豆の赤がよく映えます。
ほどよいコシとあっさりした風味で、お祝いごとはもちろん、
日常のちょっとした「福」の気配に寄り添う一品に。
塩味だけで炊いたシンプルな赤飯こそ、米の力が光ります。
■ 季節の食材で「おこわごはん」
栗、きのこ、たけのこ、山菜……旬の食材をたっぷり入れたおこわに。
もち米の割合をお米2合:もち米0.5合にすれば、
普段のごはんがもっちり華やかに仕上がります。
鶏ごぼうや五目おこわにもおすすめ。お弁当にもぴったりです。
■ 冬のお楽しみ「焼き餅とお雑煮」
お正月のお雑煮にはもちろん、寒い日の夜のお味噌汁に焼き餅をぽとり。
とろけるような口あたりと、香ばしさに、心まであたたまります。
自家製の玄米餅は、香りが豊かで腹持ちもよく、
おやつにも朝ごはんにも、ぴったりの保存食になります。